ひっちゃん

真ん中の兄貴は尚志と言う名で小さいときから「ひっちゃん」と呼ばれていた。
1つ年上でいつも一緒に遊んでいたが、あまりにも近くにいたせいか、なぜか、特別なことがあった時の記憶しか残っていない。

そのひっちゃんが先月の15日に急逝した。脳内出血であった。こんなに身近な人が亡くなるのは初めてで、ただただ悲しく涙が出た。
53才ははやすぎる。

頭に浮かんだことがあった。
生きてるうちにやりたいことを少しはやっておこう。
彼の残した原付二種のバイクで彼の好きだった場所に行こう。
いつまでも忘れないでいよう。